ヒミング百価店

高澤酒造：しぼりたて3種の利き酒セット

海辺ならではの造り酒屋

高澤酒造場は氷見の北大町という海岸沿いの場所にあり、毎朝窓を開け放して海風を麹菌にかがせて醸造しているという、海辺ならではの造り酒屋さんです。
７代目で杜氏の龍一さんが作るお酒。
大学で酒造りを学んだ彼ですが、当時の杜氏が倒れ、自分の知識だけでは美味い酒が作れませんでした。
酒のタンクが置かれているところは、大正時代のままの酒蔵。
そこに生きる麹菌の力と龍一さんの試行錯誤の末、安定した美味い酒が供給されるようになりました。
信条は、大量生産せず、１本１本に愛情を注いで丹誠込めて醸造すること。
地元の食材と料理の味を引き立てる、その地で釀された酒。それこそ地酒のあるべき姿だと考えています。

有磯「曙」しぼりたて3種の利き酒セット

こちらはどれも有磯「曙」高澤酒造場の新酒！
火入れ前のしぼりたて生酒です。
左から、高澤のおじいさんの名前をいただいた、曙の基本、原酒「利右エ門」。
利右ェ門は、麹米が五百万石。掛け米がてんたかく。
すべて富山県産の米です。
本醸造の原酒で、アルコール度数も19‐20度と高くなっております。
そして、曙純米酒の元となる「純米生原酒」。
富山県産の尾山錦100%の純米仕込み。やさしい味わいのお酒です。
最後に「八代仙」。
つい最近しぼられた純米吟醸です。
麹米が富山県産雄山錦。掛け米が氷見産の春陽。
「春陽」というお米は、氷見市八代地区の特産の低蛋白米で、もともと腎臓病の方たちのために造られた炊飯用のお米です。
できるだけ低単価でお米をお届けしたい。が、そのためには、広い面積で栽培しないといけません。炊飯用だけではさばききれない現状に「ならば、その米でお酒を！」「でも、春陽って、酒米としてはどう！？」ということで、高澤酒造場さんがチャレンジして完成したお酒です。